がんから始まる (文春文庫)
晴天。
今日は一日中、家で休養です。
先日、岸本葉子さんの「がんから始まる」を読みました。
2003年に出版された本のようですが、私の読んだのは2006年の文庫版です。
この文庫版にはハードカバー本には無い「四年を生きて」が追記されていたのでよかったと思っています。
とてもよい本だと思いました。
どこが良かったかと言いますと、書かれてある経験内容が正直で、正確だと思ったからです。
私も、もう12年(訂正)も前のことですが、「がん」を疑われて手術(手術場所は異なりますが)を受けました。
私の場合は、結局「がん」ではなく良性のものでしたが、手術は初めての経験でしたので大変に心配でした。
その経験がありましたので、この本のよさがよく解ったのです。
ただ、医学は日毎に進歩していますので治療の現場は変わってきているかもしれません。
しかし、こうした患者側の経験はそんなに変わるものではないと思います。
入院という社会生活上の経験としても興味深く読みました。
それも、些事な事務的なこと以上に、著者の心の動きと実存的な関心には共感を持ちました。
追記: 当時、私はすでに曲がりなりにも自然食を実行していましたので、「がん」では無いと信じていました。
病院で「がん」を疑われ、入院を宣告された帰途に、もし「がん」であったとしても自然療法で必ず治して見せると心に誓ったものでした。今から思いますと相当に、強気でした。
今の心境は「がん」は予防が第一と考えていますし、治療方法は他人がとやかく言うべき事柄ではなく、各自の自己決定を尊重すべきだと思っています。
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